00:00:03,210 --> 00:00:04,950
(ゴン フリークス) そこに キルアが?
00:00:05,000 --> 00:00:09,000
飛行船で3日といったところか
出発は いつにする?
00:00:09,210 --> 00:00:12,010
今日! 今すぐ!
(レオリオ) ああ 異議なしだ。
00:00:12,900 --> 00:00:15,000
分かった
早速 チケットを予約しよう。
00:01:38,537 --> 00:01:48,564
00:01:48,564 --> 00:01:54,102
(キルア)
俺ん家 暗殺家業なんだよね
家族ぜ~んぶ
00:01:54,102 --> 00:01:59,057
で そん中でも 俺
すっげぇ期待されててさぁ
00:01:59,057 --> 00:02:02,060
でもさ 俺 嫌なんだよね
00:02:02,060 --> 00:02:05,560
ひとにレール敷かれる人生
ってやつ
00:02:09,067 --> 00:02:11,067
キルア…。
00:02:13,538 --> 00:02:16,041
しけた面してんじゃねえぞ ゴン!
00:02:16,041 --> 00:02:18,560
夜が明ければ パドキア共和国だ。
00:02:18,560 --> 00:02:21,046
すぐに キルアに会えるさ。
00:02:21,046 --> 00:02:22,546
うん!
00:02:26,535 --> 00:02:29,535
《キルアを
絶対に連れ戻すんだ》
00:02:38,530 --> 00:02:41,533
ゴン レオリオ クラピカの
3人は
00:02:41,533 --> 00:02:45,053
キルアが住む パドキア共和国
デントラ地区へと
00:02:45,053 --> 00:02:47,553
足を踏み入れた
00:02:54,079 --> 00:02:56,114
(レオリオ) 見えて来たぜ。
00:02:56,114 --> 00:02:59,534
あの山に 暗殺一家のアジトか。
00:02:59,534 --> 00:03:03,555
何だか不気味な雰囲気だよな。
うん。
00:03:03,555 --> 00:03:06,041
着いたら まず 周囲の聞き込みだ。
00:03:06,041 --> 00:03:07,541
(レオリオ) OK!
00:03:09,044 --> 00:03:11,063
(女店主) ククルーマウンテンね。
00:03:11,063 --> 00:03:14,566
それなら
山景巡りのバスツアーが便利さ。
00:03:14,566 --> 00:03:19,066
一日1本だけど ガイド付きで
あそこから出てるよ。
00:03:20,539 --> 00:03:22,541
(バスガイド) え~ 本日は
00:03:22,541 --> 00:03:25,043
『号泣観光バス』を
ご利用いただきまして
00:03:25,043 --> 00:03:27,562
誠に ありがとうございます。
00:03:27,562 --> 00:03:32,067
これからバスは 暗殺一族で有名な
ゾルディック一家が住む
00:03:32,067 --> 00:03:36,071
ククルーマウンテンへと
進んでまいります!
00:03:36,071 --> 00:03:38,571
見ろよ!
ん?
00:03:41,543 --> 00:03:44,546
(レオリオ)
明らかに かたぎじゃねえよな。
00:03:44,546 --> 00:03:46,048
うん。
00:03:46,048 --> 00:03:51,553
(バスガイド) え~ 皆様
右手奥をご覧くださいませ!
00:03:51,553 --> 00:03:56,058
あちらが ゾルディック一家が住む
ククルーマウンテンでございます。
00:03:56,058 --> 00:04:02,547
樹海に囲まれた 標高3722mの
あの山の どこかに
00:04:02,547 --> 00:04:05,067
彼らの屋敷があると
いわれていますが
00:04:05,067 --> 00:04:08,053
いまだ
誰も見た者は おりません。
00:04:08,053 --> 00:04:11,056
そのゾルディック一家は 10人家族。
00:04:11,056 --> 00:04:15,043
曽祖父 祖父 祖母 父 母
00:04:15,043 --> 00:04:20,115
その下に5人の兄弟がいて
全員 殺し屋です!
00:04:20,115 --> 00:04:25,115
では もう少しだけ 山に
近づいてみることにしましょう。
00:04:31,043 --> 00:04:33,045
こりゃ すげぇ…。
00:04:33,045 --> 00:04:37,049
こちらが ゾルディック家の
正門となります。
00:04:37,049 --> 00:04:39,568
(バスガイド) 別名「黄泉への扉」。
00:04:39,568 --> 00:04:44,606
入ったら最後 生きて戻れないとの
理由から そう呼ばれております。
00:04:44,606 --> 00:04:48,560
中に入るには 守衛室の横にある
扉を使いますが
00:04:48,560 --> 00:04:53,065
ここから先は 私有地となって
おりますので 見学できません。
00:04:53,065 --> 00:04:55,050
おいおい! 正門って…
00:04:55,050 --> 00:04:57,569
山は はるか向こうだぜ!
00:04:57,569 --> 00:05:00,555
はい
ここから先の樹海は もちろん
00:05:00,555 --> 00:05:02,574
ククルーマウンテンも全て
00:05:02,574 --> 00:05:06,144
ゾルディック家の
敷地ということです。
00:05:06,144 --> 00:05:09,531
これが全部 庭ってことかよ~。
00:05:09,531 --> 00:05:12,050
ねぇ ガイドさん。
はい?
00:05:12,050 --> 00:05:15,053
中に入るには どうしたらいいの?
00:05:15,053 --> 00:05:19,040
ん~ 坊や
私の説明 聞いてました?
00:05:19,040 --> 00:05:21,059
うん でも 俺…。
00:05:21,059 --> 00:05:24,062
中に入れば
二度と生きては出られません!
00:05:24,062 --> 00:05:26,598
殺し屋の隠れ家なのよ。
00:05:26,598 --> 00:05:29,034
ハッタリだろ?
えっ?
00:05:29,034 --> 00:05:32,037
誰も見たことのない暗殺一家。
00:05:32,037 --> 00:05:34,039
奴らの顔写真にさえ
00:05:34,039 --> 00:05:37,559
1億近い懸賞金が
かかってるって話だ。
00:05:37,559 --> 00:05:39,528
マジか! クソ!
00:05:39,528 --> 00:05:42,028
キルアの写真
撮っときゃよかった~!
00:05:43,548 --> 00:05:47,119
噂だけが独り歩きして
伝説となり
00:05:47,119 --> 00:05:50,119
実際は 全く大したことねえ
ってのがオチよ。
00:05:51,540 --> 00:05:54,059
(ドアが開く音)
(ゼブロ) ん?
00:05:54,059 --> 00:05:55,559
おら~!
00:05:56,545 --> 00:05:59,030
門を開けな!
困りますよ。
00:05:59,030 --> 00:06:02,033
私が だんな様に
叱られるんですから!
00:06:02,033 --> 00:06:04,052
心配すんな!
00:06:04,052 --> 00:06:08,089
どうせ あんたのご主人様は
俺達に始末されるんだ。
00:06:08,089 --> 00:06:11,089
あぁ… ふぅ~。
00:06:14,546 --> 00:06:16,047
痛っ!
00:06:16,047 --> 00:06:17,549
痛てて…。
00:06:17,549 --> 00:06:19,551
大丈夫?
00:06:19,551 --> 00:06:22,051
ああ… 大丈夫だよ。
00:06:24,055 --> 00:06:29,060
(ゼブロ) あ~ また…
ミケが 餌以外の肉 食べちゃうよ。
00:06:29,060 --> 00:06:30,595
えっ?
00:06:30,595 --> 00:06:34,095
≪ギャ~~!≫
00:06:52,551 --> 00:06:54,569
キャ~!
00:06:54,569 --> 00:06:57,069
キャ~~!
00:06:59,541 --> 00:07:04,563
(ゼブロ) ったく 時間外の食事は
止められてるのにな…。
00:07:04,563 --> 00:07:09,534
ミケ! 太っても知らないよ~!
00:07:09,534 --> 00:07:13,034
何だ? 今のは…。
うん。
00:07:18,543 --> 00:07:20,545
(バスガイド) ちょっと あなた達!
00:07:20,545 --> 00:07:24,065
何やってんの!
早くバスに乗って!
00:07:24,065 --> 00:07:26,551
あっ 行っていいですよ。
00:07:26,551 --> 00:07:29,037
俺達 ここに残るんで。
00:07:29,037 --> 00:07:30,538
えっ?
00:07:30,538 --> 00:07:36,538
00:07:40,565 --> 00:07:45,537
(ゼブロ) なるほどねぇ
キルア坊ちゃんの友達ですかい。
00:07:45,537 --> 00:07:47,038
嬉しいねぇ。
00:07:47,038 --> 00:07:52,043
あたしゃ20年 勤めてるけど
あんた達が初めてだよ。
00:07:52,043 --> 00:07:56,043
友人として
ここに来てくれた人はね。
00:07:58,133 --> 00:08:02,554
雇われの身で こんなこと言うと
罰が当たりそうだけど
00:08:02,554 --> 00:08:04,556
ホント 寂しいとこだよ。
00:08:04,556 --> 00:08:07,559
だ~れも訪ねて来やしない。
00:08:07,559 --> 00:08:12,063
あんな連中は
ひっきりなしに来るんだけどね。
00:08:12,063 --> 00:08:16,051
まっ 希代の殺し屋一族だから
仕方ないけど
00:08:16,051 --> 00:08:18,603
因果な商売だよねぇ。
00:08:18,603 --> 00:08:23,041
いや 来てくれて嬉しいよ
ありがとう。
00:08:23,041 --> 00:08:24,542
いやいや。
00:08:24,542 --> 00:08:26,544
しかし
00:08:26,544 --> 00:08:30,544
君らを庭内に入れるわけには
いかんのです。
00:08:32,050 --> 00:08:37,055
さっき 君らも見たでしょう
デカい生き物の腕を。
00:08:37,055 --> 00:08:39,607
(ゼブロの声) あれは ミケといって
00:08:39,607 --> 00:08:42,160
ゾルディック家の
番犬なんですがね
00:08:42,160 --> 00:08:45,547
家族以外の命令は聞かないし
懐かない。
00:08:45,547 --> 00:08:49,567
今も10年近く前に
主人から出された命令を
00:08:49,567 --> 00:08:52,570
忠実に守ってる。
00:08:52,570 --> 00:08:57,542
「侵入者は全員 噛み殺せ」
という命令をね。
00:08:57,542 --> 00:09:01,596
いや~ 忠実じゃないやな
食い殺してるから。
00:09:01,596 --> 00:09:03,631
アッハッハッハ…!
00:09:03,631 --> 00:09:07,052
とにかく 中には入れられません。
00:09:07,052 --> 00:09:09,037
坊ちゃんの大事な友達を
00:09:09,037 --> 00:09:12,040
がい骨にするわけにゃ
いかないからねぇ。
00:09:12,040 --> 00:09:14,042
ハハハハ…。
00:09:14,042 --> 00:09:17,562
守衛さん
あなたは なぜ無事なんですか?
00:09:17,562 --> 00:09:18,546
ん?
00:09:18,546 --> 00:09:21,066
あなたは 中に入るんでしょう?
00:09:21,066 --> 00:09:26,037
中に入る必要がないなら
鍵を持つ必要もないですからね。
00:09:26,037 --> 00:09:29,557
アッハ… いいとこ突くねぇ。
00:09:29,557 --> 00:09:32,560
(ゼブロ) でも 半分 当たりで
半分 ハズレです。
00:09:32,560 --> 00:09:36,031
私は入るのに 鍵は使いません。
00:09:36,031 --> 00:09:40,051
これは 侵入者用の鍵なんですよ。
00:09:40,051 --> 00:09:42,604
侵入者用の鍵?
00:09:42,604 --> 00:09:45,040
ああいう連中は 不思議なもんで
00:09:45,040 --> 00:09:50,045
十中八九
正面から堂々と やって来る。
00:09:50,045 --> 00:09:53,048
(ゼブロの声)
それで 扉を開けられないと
00:09:53,048 --> 00:09:56,551
門を壊してでも
正面から入りたがるんだな
00:09:56,551 --> 00:09:58,536
迷惑な話ですがね。
00:09:58,536 --> 00:10:04,559
そこで脇のほうに わざわざ
鍵付きの扉を設けたんですよ。
00:10:04,559 --> 00:10:08,029
侵入者は無抵抗の私から
鍵を奪い
00:10:08,029 --> 00:10:11,032
ミケに食い殺されるって寸法だ。
00:10:11,032 --> 00:10:13,551
《わざわざ鍵付きの…》
00:10:13,551 --> 00:10:16,054
そうか!
フッ。
00:10:16,054 --> 00:10:19,591
お察しの通り
私は 守衛じゃ ない。
00:10:19,591 --> 00:10:23,044
ミケの
後片付けをする掃除夫です。
00:10:23,044 --> 00:10:26,030
そして 本当の門には
鍵が かかっていない!
00:10:26,030 --> 00:10:28,530
その通り。
何!?
00:10:41,377 --> 00:10:48,367
00:10:48,367 --> 00:10:50,886
(レオリオ) んん~ ん~!
00:10:50,886 --> 00:10:52,421
フッ!
00:10:52,421 --> 00:10:55,358
ん~~!
00:10:55,358 --> 00:10:57,877
ククク… ん~~!
00:10:57,877 --> 00:11:00,880
あぁ うう… うう…。
00:11:00,880 --> 00:11:03,880
あう~ うぉ~!
00:11:06,369 --> 00:11:08,387
押しても引いても
びくともしねえ!
00:11:08,387 --> 00:11:10,906
鍵 かかってんじゃねえの?
00:11:10,906 --> 00:11:13,459
(ゼブロ) 単純に力が足らんのですよ。
00:11:13,459 --> 00:11:16,459
アホか!
全力で やってるっつうの!
00:11:18,381 --> 00:11:19,882
ん?
ん?
00:11:19,882 --> 00:11:22,382
(ゼブロ) まぁ ご覧なさい。
00:11:25,871 --> 00:11:28,874
(ゼブロ)
この門の正式名称は「試しの門」。
00:11:28,874 --> 00:11:32,378
この門さえ開けられないような
輩では…。
00:11:32,378 --> 00:11:34,430
フン!
00:11:34,430 --> 00:11:38,430
ゾルディック家に入る資格なし
ってことです。
00:11:42,371 --> 00:11:43,871
ハッ!
00:11:47,393 --> 00:11:50,393
(ゼブロ) う~ あっ ふぅ…。
00:11:53,866 --> 00:11:56,902
ご覧の通り
扉は自動的に閉まるから
00:11:56,902 --> 00:11:59,955
開いたら すぐ 中に入ることだね。
00:11:59,955 --> 00:12:01,874
(ゼブロ) ミケなら大丈夫。
00:12:01,874 --> 00:12:04,877
「試しの門」を開けて
入って来た者は
00:12:04,877 --> 00:12:08,380
攻撃するなと命令されてるから。
00:12:08,380 --> 00:12:12,384
はぁ~ しかし 年々これが
しんどくなって来てねぇ。
00:12:12,384 --> 00:12:16,906
でも 開けられなくなったら
クビだから 必死ですよ。
00:12:16,906 --> 00:12:21,377
(ゼブロ) ちなみに
1の扉は 片方2tあります。
00:12:21,377 --> 00:12:24,880
2t!?
んなもん 動かせねえぞ 普通。
00:12:24,880 --> 00:12:28,884
…って 今 何つった?
「1の扉は」だと?
00:12:28,884 --> 00:12:34,874
ええ ご覧なさい
扉が7まであるでしょ
00:12:34,874 --> 00:12:38,961
1つ 数が増えるごとに
重さが倍になってるんですよ。
00:12:38,961 --> 00:12:40,362
(レオリオ) 倍!?
00:12:40,362 --> 00:12:46,886
力を入れれば その力に応じて
大きい扉が開く仕組みなんです。
00:12:46,886 --> 00:12:50,873
(ゼブロの声)
ちなみに キルア坊ちゃんが
この間 戻って来た時は
00:12:50,873 --> 00:12:54,410
3の扉まで開きましたよ。
00:12:54,410 --> 00:12:57,980
3ってことは… 12t!
00:12:57,980 --> 00:13:01,367
16tだ ゴン。
エヘヘ…。
00:13:01,367 --> 00:13:03,385
(ゼブロ) お分かりかね?
00:13:03,385 --> 00:13:06,372
敷地内に入るだけで
この調子なんだ。
00:13:06,372 --> 00:13:08,874
住む世界が違うんです。
00:13:08,874 --> 00:13:11,877
う~ん… 気に入らないな。
00:13:11,877 --> 00:13:14,396
おじさん 鍵 貸して。
00:13:14,396 --> 00:13:18,951
友達に会いに来ただけなのに
試されるなんて まっぴらだから
00:13:18,951 --> 00:13:21,387
俺は 侵入者でいいよ。
00:13:21,387 --> 00:13:26,392
だから 鍵を貸して
俺は 侵入者用の扉から入る。
00:13:26,392 --> 00:13:28,377
ゴン!
お前…。
00:13:28,377 --> 00:13:33,899
貸してくれなくても同じだよ
塀をよじ登ってでも中に入るから。
00:13:33,899 --> 00:13:37,453
(レオリオ) ムチャを言うなよ ゴン!
さっきの化け物 見ただろ
00:13:37,453 --> 00:13:40,873
片腕だけで お前よりも
数倍 大きかったんだぞ!
00:13:40,873 --> 00:13:43,876
だって 納得 行かないよ!
ん?
00:13:43,876 --> 00:13:46,879
友達を試すなんて変だよ!
00:13:46,879 --> 00:13:49,365
絶対 そんな扉からは入らない!
00:13:49,365 --> 00:13:52,368
確かに
君の言う通りだと思いますよ。
00:13:52,368 --> 00:13:57,957
しかしね 強行突破は無理ですよ
絶対 ミケに殺される。
00:13:57,957 --> 00:14:03,957
私も同感だ 時間はある
1の扉から入ることにしよう。
00:14:08,867 --> 00:14:12,388
ダメだ こうなっちまったら
聞かねえからな。
00:14:12,388 --> 00:14:13,889
確かに…。
00:14:13,889 --> 00:14:17,876
う~ん
残念ですが 鍵は渡せませんや。
00:14:17,876 --> 00:14:19,878
むざむざ 坊ちゃんの友達を
00:14:19,878 --> 00:14:23,966
ミケの餌食にするわけにゃあ
いきませんからね。
00:14:23,966 --> 00:14:27,466
じゃあ ちょっと
待っててくださいね。
00:14:29,371 --> 00:14:32,358
[TEL](呼び出し音)
00:14:32,358 --> 00:14:35,361
あ~ もしもし ゼブロです。
00:14:35,361 --> 00:14:37,880
実はですね 今 ここに
00:14:37,880 --> 00:14:42,901
キルア坊ちゃんのお友達という方が
3名 みえてるんですが。
00:14:42,901 --> 00:14:46,472
はい… はい すみません
はい はい。
00:14:46,472 --> 00:14:52,378
ええ ええ 分かります
はい すみません 失礼します。
00:14:52,378 --> 00:14:55,381
いや~
やっぱり 叱られちゃったか。
00:14:55,381 --> 00:14:57,383
屋敷に電話してくれたの?
00:14:57,383 --> 00:15:00,869
いや ゾルディック家の
執事にですがね
00:15:00,869 --> 00:15:04,890
屋敷への連絡は
全て 執事に通すんですよ。
00:15:04,890 --> 00:15:08,427
家族までは めったに
つながらないんです。
00:15:08,427 --> 00:15:13,382
もう一度かけてくれる?
今度は 俺が出るから。
00:15:13,382 --> 00:15:17,870
ええ いいですけど…
嫌な思いさせちまいますよ。
00:15:17,870 --> 00:15:20,372
[TEL](操作音)
00:15:20,372 --> 00:15:22,374
[TEL](呼び出し音)
00:15:22,374 --> 00:15:24,860
[TEL](ゴトー) はい 執事室。
00:15:24,860 --> 00:15:28,414
僕 キルアくんの友達で
ゴンといいます。
00:15:28,414 --> 00:15:31,984
あの キルアくん いますか?
00:15:31,984 --> 00:15:35,371
[TEL](ゴトー) キルア様に
友達など おりません。
00:15:35,371 --> 00:15:38,871
[TEL](通話が切れた音)
00:15:43,879 --> 00:15:47,883
[TEL](呼び出し音)
00:15:47,883 --> 00:15:50,936
[TEL](ゴトー) はい 執事室。
00:15:50,936 --> 00:15:53,372
何で お前に
そんなことが分かるんだ!
00:15:53,372 --> 00:15:55,872
いいから キルアを出せ!
00:15:57,860 --> 00:16:01,880
(ゴトー) 君 ゴンくんといったかな?
[TEL] ああ。
00:16:01,880 --> 00:16:03,866
[TEL](ゴトー) 仮にキルア様に
00:16:03,866 --> 00:16:06,385
ゴンという
名前の友人がいるとして
00:16:06,385 --> 00:16:08,904
君がゴンだという保証は
どこにもない。
00:16:08,904 --> 00:16:11,457
キルアを出してくれれば分かる!
00:16:11,457 --> 00:16:14,877
[TEL](ゴトー) 声で分かると?
当てには ならないね。
00:16:14,877 --> 00:16:17,880
[TEL](テープ:ゴン)
キルアを出してくれれば分かる!
00:16:17,880 --> 00:16:20,366
[TEL](ゴトー)
今のは ただのテープだが
00:16:20,366 --> 00:16:24,386
声を似せるだけでいいなら
方法は いろいろある。
00:16:24,386 --> 00:16:28,924
次は 「会えば分かる」かな?
00:16:28,924 --> 00:16:33,395
確かに 全身そっくりの偽者を
用意する方法は限られて来るが
00:16:33,395 --> 00:16:36,865
それでも不可能ではないし
00:16:36,865 --> 00:16:39,385
キルア様を狙う人物が
00:16:39,385 --> 00:16:44,873
ゴン本人を脅して利用する
という方法も考えられる。
00:16:44,873 --> 00:16:49,373
可能性がある限り
キルア様は出せない。
00:16:52,381 --> 00:16:55,884
(ゴトー) ゾルディック家は
暗殺をなりわいとしている。
00:16:55,884 --> 00:16:58,387
自然 敵も増える。
00:16:58,387 --> 00:17:03,392
(ゴトー) 余計な外敵から あるじを
守るのは 我々 執事の務め。
00:17:03,392 --> 00:17:06,395
悪いが お引き取り願おう。
00:17:06,395 --> 00:17:09,395
[TEL](通話が切れた音)
00:17:11,383 --> 00:17:13,385
おい! ゴン!
00:17:13,385 --> 00:17:15,385
(レオリオ) ゴン!
00:17:17,890 --> 00:17:19,391
キレてる キレてる。
00:17:19,391 --> 00:17:22,394
あいつ… 塀をよじ登る気だな。
00:17:22,394 --> 00:17:23,894
何?
00:17:26,448 --> 00:17:28,484
(レオリオ) おい! やめろって ゴン!
00:17:28,484 --> 00:17:31,870
いいよ 2人は待ってて
俺 1人で行くから。
00:17:31,870 --> 00:17:33,372
んなわけ いくか!
00:17:33,372 --> 00:17:35,891
いいから!
(レオリオ) よくねえ!
00:17:35,891 --> 00:17:37,876
冷静になれ 2人とも。
00:17:37,876 --> 00:17:40,879
(レオリオ) 冷静だよ 俺は…
早く下りろ ゴン!
00:17:40,879 --> 00:17:43,398
ゴン! ムチャは よせ!
00:17:43,398 --> 00:17:45,884
(ゼブロ)
ゴンくん 鍵を貸しましょう。
00:17:45,884 --> 00:17:47,920
これで 門から お入りなさい。
00:17:47,920 --> 00:17:51,874
待ってくれよ おっちゃん
ゴンは 俺らが説得するから!
00:17:51,874 --> 00:17:55,878
そうですか… でも
ゴンくんの意志は固いんでしょ?
00:17:55,878 --> 00:18:00,883
その代わり 私も
侵入者の門から ついて行きます。
00:18:00,883 --> 00:18:02,384
えっ?
00:18:02,384 --> 00:18:04,369
(ゼブロ) 私が行けば もしかしたら
00:18:04,369 --> 00:18:08,957
ミケが 私を覚えていて
攻撃して来ないかもしれません。
00:18:08,957 --> 00:18:13,457
まぁ ほぼ100%
全員 殺されるでしょうが。
00:18:14,863 --> 00:18:17,866
それはダメだよ!
そこまで迷惑は かけられない。
00:18:17,866 --> 00:18:22,371
いいえ 行きます
残っても同じことですから。
00:18:22,371 --> 00:18:25,357
(ゼブロ) キルア坊ちゃんの友達を
見殺しにしたら
00:18:25,357 --> 00:18:28,877
もう 坊ちゃんに
合わせる顔がありません。
00:18:28,877 --> 00:18:33,377
あなた達が死ねば 私も死にます。
00:18:38,871 --> 00:18:41,390
分かったよ おじさん。
00:18:41,390 --> 00:18:45,890
おじさんのこと
全然 考えてなかったね ごめん。
00:18:48,881 --> 00:18:50,866
《いい子だ》
00:18:50,866 --> 00:18:55,420
《他人のために自分の怒りを
収める優しさを持っている》
00:18:55,420 --> 00:18:57,973
《自分の力を信じ
00:18:57,973 --> 00:19:01,360
それと同じぐらい
仲間を信頼している
00:19:01,360 --> 00:19:03,378
芯の強い子だ》
00:19:03,378 --> 00:19:07,883
《ミケを見て 物おじしないのは
恐らく…》
00:19:07,883 --> 00:19:10,369
(ゼブロ)
ゴンくんは 動物が好きでしょ?
00:19:10,369 --> 00:19:12,888
えっ? うん。
00:19:12,888 --> 00:19:15,374
(ゼブロ) やはりね ずっと野山を
00:19:15,374 --> 00:19:17,926
遊び場にして来たんじゃ
ないですか?
00:19:17,926 --> 00:19:19,962
うん! 何で分かるの?
00:19:19,962 --> 00:19:24,383
ゴンくん もう一度
私が 「試しの門」を開けます。
00:19:24,383 --> 00:19:28,383
今度は
ミケを正面から見てください。
00:19:37,362 --> 00:19:41,450
おい… 俺達も入って平気なのか?
00:19:41,450 --> 00:19:44,870
ええ
「試しの門」から入れば大丈夫です。
00:19:44,870 --> 00:19:49,370
ミケ~! おいで~!
00:19:52,361 --> 00:20:00,402
(ミケの息づかい)
00:20:00,402 --> 00:20:06,892
(ミケの息づかい)
(足音)
00:20:06,892 --> 00:20:14,383
(足音)
00:20:14,383 --> 00:20:29,865
00:20:29,865 --> 00:20:32,868
(ゼブロ) ゴンくん 分かったかな?
00:20:32,868 --> 00:20:37,372
あれが 完璧に訓練された
狩猟犬ってやつですよ。
00:20:37,372 --> 00:20:40,375
君が野山で見て来た
どんな野獣とも
00:20:40,375 --> 00:20:43,362
全く違う生き物です。
00:20:43,362 --> 00:20:46,932
コミュニケーションとれる自信が
あったんでしょ?
00:20:46,932 --> 00:20:49,885
ミケの目を見るまでは…。
00:20:49,885 --> 00:20:55,874
ミケは今 初めて見る人間の姿と
においを記憶しています。
00:20:55,874 --> 00:20:59,394
それ以上の感情は
何も持っていません。
00:20:59,394 --> 00:21:01,880
機械と同じです。
00:21:01,880 --> 00:21:06,435
ゴンくん… こいつと戦えるかい?
00:21:06,435 --> 00:21:11,390
嫌だ 怖い 絶対 戦いたくない。
00:21:11,390 --> 00:21:15,894
《フフ… 本当に素直な子だな》
00:21:15,894 --> 00:21:19,364
(ゼブロ)
さて 君達は いつまで ここに?
00:21:19,364 --> 00:21:23,864
キルアに会うまで!
それまでは絶対に帰らない!
00:21:26,938 --> 00:21:30,438
(ゼブロ)
それでは こちらへ どうぞ。
00:21:34,880 --> 00:21:37,883
「試しの門」 そして ミケ
00:21:37,883 --> 00:21:40,886
ゴンは
ゾルディック家の人間が
00:21:40,886 --> 00:21:43,889
自分達とは全く違う世界に
住んでいることを
00:21:43,889 --> 00:21:45,857
目の当たりにした
00:21:45,857 --> 00:21:49,911
それでも
ゴンは心に誓っていた
00:21:49,911 --> 00:21:53,865
この先 どんな困難が
待ち受けていようと
00:21:53,865 --> 00:21:57,365
必ず キルアに会うのだ… と
00:22:23,846 --> 00:23:41,840